LOMO LC-Aを使っていて気が付いたのは、ピントはそんなに重要なことじゃない?ってこと(まあ重要は重要なんだけど)。
PEN-D3は目測で被写体までの距離を測って、ピントを合わせなければならないので、常に「ピントは合っているだろうか」と言う不安が付きまとって、必要以上にピントを意識してしまいます。ご丁寧にPEN-D3には、ピントリングに0.8-0.9-1.0-1.2-1.5-2-3-無限と細かく数字が打ってあるので、おのずと「0.9かな…1.0かな…」と悩んでしまうのです。かといって一眼レフのようにきっちりピントが合わせられるわけも無く、なかなかシャッターが切れなかったりするんですが、LOMO LC-Aときたら、ピントは調節できても4段階、一応 m は書いてあるけど、まあ大雑把に「近い-ちょっと離れてる-離れてる-遠い」の4段階しかないなわけで、「ピントで悩んだってしょうがないじゃん、撮っちゃえ撮っちゃえ!」てな感じで、味のある写真が撮れちゃう。PEN-D3も、ハーフで枚数いっぱい撮れるんだから、もっと気楽につかってやるのが良いと思えるようになりました(うまくて味のある写真が撮れるかは別の話ですけどね)。

PEN-D3/AGFA VISTA100